大船渡でお会いした方に教えて頂いたオススメグルメは500円の海鮮丼。人気で売り切れになるから早めの時間に行ったほうが良いとの助言をもとに、午前の観光を終えた昼12時20分に到着。やってきたのは地元で人気のガガニコ食堂です。
ガガニコ食堂
ガガニコ食堂があるのは、キャッセン大船渡という商業エリアの一角です。キャッセンは飲食店を中心に、周辺にはスーパー・ホームセンター・ホテルなどが集まる大船渡の復興街づくりの新たな拠点。観光客もとりあえず寄ってみるべし的なエリアですよ。
ちなみにガガニコとは三陸地方において厄払い・悪魔祓いをする時に活躍する獅子舞に似たものらしいです。建物内は手前に海産物売り場、奥に食堂という二段構成。殻ごとのホヤや活きたホタテなどもここで購入することができますよ。
食堂はほぼ満席という賑わいっぷり。平日昼のためか、スーツや作業着姿のお客さんも結構多く、地元客も観光客も集まっているようです。
メニュー
海鮮市場めしと自家製十割蕎麦を軸としたメニュー。お目当てのものは…日替わり海鮮丼「大船渡の浜丼」がそれです!
確かにこれで500円(税込550円)はかなり良さげ。
単品メニューでは塩焼きマンボウホルモンという珍しいものが。
さらには『ジョーズに味付けしました』というサメ唐揚げが…!サメは上手に処理しないとアンモニア臭いと言いますからね。
では浜丼をお願いします!といきたいところでしたが、すでに完売していた…。開店からまだ1時間ちょっとなのに…。どうやらこれは本当に開店直後を狙わないと厳しいようですね。12時を超えたら希望はないという説も。
タコのやみつき丼とサメ唐揚げ
ならば季節の海鮮天丼にしよう。と注文する直前、タコのやみつき丼というフレーズが気になってしまう。ならばっ…サメ唐揚げとあら汁を添えた三点セットで!やみつき丼がどんなものかはよくわからないまま、気になったのだから仕方がありません。
タコのやみつき丼の正体は大きなかき揚げがドーンだった。想像を超える大きさに、やばい…食べきれないかも。
サメ唐揚げ
まずは初体験のサメから。サメは八戸から気仙沼あたりにかけては一般家庭でも結構食べるそうですが、アンモニア臭いと聞いていたので少し慎重にパクリ。
お…、臭くない。部位によっては少し独特な匂いがしますが、気になるほどの臭さではない。これはお酒に漬け込んで臭いを消していますね?酒の風味に加え、醤油、みりんっぽい甘さ、若干の酸味もあります。これで臭いが紛れているのかも。ただし味付けが濃い!
サメの身自体は結構淡白な味わいで、食感は少し水分の少ないタラのような感じ。お酒に漬け込んだ効果でパサパサ感を解消しているという話も。
サメの感想を正直に申し上げましょう!そこそこ美味しかったですが、積極的に食べたいかと言えば別に…。ただ、また違う料理でサメの経験値を積んでみたいとは思っています。現時点では『可もなく不可もなく、他の魚でいいかなー』といった評価です。
タコのやみつき丼
序盤はかき揚げとじっくり向き合うことになります。なにせ大きすぎてなかなか白米までたどり着けないのですから!
かき揚げを割って全容を紐解いていくと、中にいるのは斜め切りのネギ・タコ・紅生姜。かき揚げの下にはキャベツの千切りが敷かれています。
これが天ぷら(小麦粉)という構成は…、たこ焼きと同じ!?甘辛いタレとマヨネーズも加わって本当にたこ焼き風味に似た風味がします。そしてやみつき成分とはマヨ+甘辛タレと見つけたり!
ボリュームはあるし、味もなかなか美味しい。ただ1つ言いたいのは、圧倒的たっぷりのネギで主役はネギなのです。タコのやみつき丼ではなく、ネギのやみつき丼なのです!タコを期待しての注文だっただけにその点が少しがっかり。
あら汁
この日一番気に入ったのが鯛を使用したあら汁。これが100円とはかなり良い。何のアラかは日替わりのようです。
総合的な感想としては賑わいもあるし、なかなか良いお店だと思います。ただやはりガガニコ食堂でのベストは500円海鮮丼とあら汁の組み合わせなのかもしれない。次回は開店直後に大船渡の浜丼を狙います!
ガガニコ食堂 | |
住所 |
岩手県大船渡市大船渡町字野々田10-3 |
営業時間 |
11:00~15:00 / 17:00~20:00 |
定休日 |
木曜日 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://kyassen.co.jp/shop_data/d5430 |
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