岩手県八幡平市から秋田県鹿角市までを結ぶ全長約27kmの八幡平アスピーテライン。冬期通行止めの封印が解かれる4月中旬頃からゴールデンウィーク頃までの期間は、両側に高さ数mの雪壁が迫る回廊ドライブを楽しむことができるのです。
※2022年は4月15日に通行止め解除予定
八幡平アスピーテライン
この時は5月2日のゴールデンウィーク真っ只中。岩手側入口の松尾八幡平ビジターセンターにはもう完全に雪はなく、桜と岩手山の組み合わせが美しい景色に。
この周辺には飲料自販機と地元スーパーのようなお店はありますが、半径10km圏内にコンビニはございません!必要に応じて事前に用意しておくのもお忘れなく。一応ビジターセンターにも軽食コーナー、飲料自販機、トイレは完備されています。
御在所ゲート
登り始めて約9km地点にあるのが御在所ゲート。ここから秋田県のふけの湯ゲートまでが冬期通行止めとなる区間です。
このゲートを越えれば雪壁エリア。次第に高くなっていく道路脇の雪と熊出没注意が気になる存在。
道中にある展望スペースにちょっと寄り道。ここから下界を見下ろすと、山肌にまだらに残る雪模様が綺麗。
標高約1255m地点には道路に迫る源太岩。このあたりは日当たりが良く気持ちいぃースポットです。
しかし思った以上に雪が少なく…、もしや時期が遅すぎた!?と心配になりつつさらに登っていくと、ついに雪壁が本領を発揮してくれます。
次第に高く、車よりも高く…
そしてトラックをも飲み込む高さにまで…まさに雪の回廊!
開通後2週間以上経ち、雪解けが進んで低くなった状態でもこの高さ。しかもこの前日には東北地方で真夏日だったのにも関わらずこの高さだったのです。開通直後なら高さ8mにも及ぶ場所もあるのだとか。
山頂付近
山頂より約300m手前にある無料駐車場にピットイン。ここでは車から降りて雪壁に触れたり、上に登ったりすることもできますよ。
山頂にはレストハウスや展望台がありますが駐車場は1台500円と有料です。そのためここから歩いて展望台へ向かう人も多数。この時に通る歩行者用通路も雪の回廊で撮影スポットなのでお見逃しなく!
山頂展望台は時間の都合で割愛し、さらに奥へと進みます。山頂を越えれば秋田県となり、雪壁の道を緩やかに約1.5km下っていくと…
大深沢展望台
標高は1560m、秋田側最初の展望台で絶景スポットです。
見渡す限り山!連なる山の峰々!景色が広くて気持ちいぃー!スッキリ晴れていなかったのが悔やまれる景色です。
蒸ノ湯温泉と後生掛温泉
秋田側に下り、ふけの湯ゲートを越えれば冬期通行止めエリア脱出。そしてそこから眼下に見えるのが野趣あふれる蒸ノ湯温泉の露天風呂。
近くまで降りて見るとめちゃくちゃ秘湯感!そこらでゴボゴボと湧き上がる温泉と湯気いと硫黄臭。ここに薄い板壁で囲っただけの簡単な露天風呂という興味深さ、入りたい。
しかしこの先の温泉を目指すためにここは後ろ髪を置き土産にして出発。さらに少し秋田側へ降りたとろこにある後生掛温泉が目的だったのです。
ここもかなり評判の良い温泉らしく、オススメされたので楽しみにやってきたわけですがまさかの…まさかの…受付12分オーバー。日帰り温泉の受付は15時までだったのです。
下調べ不足っ!
こんなことなら蒸ノ湯の露天に入っておけばー、とならないようにみなさんもお気をつけください。
動画
アスピーテラインまとめ
【Q】通行可能の時期は?
【A】4月中旬~11月上旬、2022年は4月15日開通予定
【Q】通行料金は?
【A】無料!山頂駐車場のみ有料
【Q】ノーマルタイヤはOK?
【A】路面凍結時は通行止めとなるので基本的には大丈夫
【Q】頂上までの所要時間は?
【A】松尾八幡平ビジターセンター ⇔ 山頂は30分
【Q】トイレは?
【A】山頂レストハウス、御在所ゲート前、ふけの湯ゲート前にあり
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