宮城県の「ゆりあげ港朝市」というすごく魅力的な朝市に出会ってしまった。
という楽しさを伝えたい!この楽しさは青森の「館鼻岸壁朝市」と並ぶ、いやそれ以上かもしれません。日本三大朝市よりも断然オススメしたい朝市に認定です!
ゆりあげ港朝市
ゆりあげ港朝市は名取市閖上にて約30年前から開かれている朝市でした。しかし2011年の東日本大震災の津波によって流されてしまいます。それから2年後の2013年5月に建物は新設して営業を再開、今では多くの人で賑わう朝市へと復興を遂げています。
開催情報
開催日は基本的に日曜・祝日のみ
ゆりあげ港朝市は毎日行われているわけではありません。その点が三大朝市とは違いますが、中身はこちらが濃いと考えてもらってもOK!
営業時間は6時~13時となっていますが、11時頃には店じまいを始める店舗もチラホラ出てくるので早めの時間帯がオススメ。10時からは誰でも参加できるセリ市が開催され、超特価で購入することができるかも?
40店舗以上の食品特化朝市
ゆりあげ港朝市に並ぶお店の数は40数店舗。そのほとんどが食料品で、その他は生花店が少しある程度。閖上は花農家が多い地区ということで出店しているのかも?
モットーは「良い品をより安く」
実際に訪れてみると、モットーに違わず安い!常連らしきお客も多く、まさに地元民に愛されている朝市という印象です。どのくらい安いのか?今からその一部をご紹介します。
買い物(物販)ブース
地元産を中心とした野菜や海産物が安く揃います、特に海産物はインパクト大!価格はおそらく全店税込みです。
お菓子屋
まとめ売りで安い、うまい棒は30本で税込260円。氷で冷やした500mlペットボトルが1本90円で売っている!?ちゃんと有名メーカーの飲料で、コカ・コーラも90円です!
地元農園
名取産野菜が100円~です。
惣菜
食卓の味方が種類豊富に300円均一!あんこうとかホヤの唐揚げもあります。
メヒカリとカレイ
目光が1皿500円、だるまかれいは1皿300円。ともに1kgあるそうですが、なかなかこんなに食べ切れないぞというボリュームですごすぎる安さです。
鮭の半身セット
鮭の半身が筋子付きで3000円!筋子がかなり立派なだけにこれはお買い得!自宅が近ければ間違いなく買っていました。筋子は醤油漬け、身はちゃんちゃん焼かな。
貝類
つぶ貝が500円、1皿じゃなくて3皿で500円!ムール貝も2皿で500円です。
のどぐろ
やや小ぶりだけど高級魚であるノドグロが4匹で500円!?自宅が近かったら煮付けにしてたなぁ…。
タチウオ
日本刀かのようにひょろりと光り輝くタチウオは1本500円、3本1000円!
牡蠣
1皿7個で1000円。これを購入して・・・
無料の焼き台
すぐにBBQができる!もしかしてここは楽園ですか?
テーブルやゴミ箱も完備
あれこれ購入してここで食べることも可能です。
メイプル館
メイプル館は朝市の一部ですが、朝市とは違い平日も営業しています。
館内にあるのは特産品売り場と飲食店。しらすの北限って名取付近なんですって。
海鮮丼のお店は値段も割安です。
隣の食事処も豊富な海鮮丼で割安価格。
平日に来てもなかなか手頃な価格で楽しめそうなラインナップです。とはいえ、朝市の飲食ブースはもっと魅力的なんです。
食事ブース
再び朝市に戻って食事ブースの紹介です。買い物だけでなく、その場で食べられるものも豊富にありますよ。自分が実際に食べたものはまた後ほどご紹介します。
焼きおにぎり
宮城では味噌を塗って焼くのが一般的らしいです。1個100円とリーズナボー!
中華そば
ここは宮城ですけど山形「天童製麺」唯一の直営店。ラーメン小600円・中650円・大700円。天童製麺直営のそば屋さんもありますよ。
カフェ
ちょっとオシャレにレモンティーでもいかが?自家焙煎のコーヒーもあります。
鍋物
カニ汁・豚汁・モツ煮込みが300円。
沖縄料理
こんなところで沖縄そば!?写真を見るかぎりこれで400円ならなかなかお手頃。サーターアンダギーなどもあります。
かまぼこ
宮城名物笹かまぼこや揚げたてかまぼこを食べ歩きできます。揚げかま1枚100円は安い!
はらこ飯
宮城の郷土料理だという「はらこ飯」は鮭の炊き込みご飯にイクラをかけた親子飯。これだけのイクラがかかって500円は北海道民から見ても間違いなく安い!
生食かき
大きめサイズの牡蠣はレモン付きでその場でチュルンOK!
実食!
数ある誘惑の中で自分が食べたものをご紹介します。
名物せり鍋
せり鍋は仙台名物らしいのですが、せりは名取市の特産品。であるならば食べておかねば!と350円のせり鍋を初手に選びます。
そういえばセリって食べるの初めてかも…という僕の初体験がこの鍋。具材は、こんもりのったセリ、鶏肉、ちくわ、こんにゃく、にんじん、あ…きのこ…。
醤油ベースでスッキリした味付け。肝心のセリは…独特の香りと食感、そしてやや苦い。食材としては三つ葉とかセロリと同じ方向性ですかね?
鮎の塩焼き
しかも子持ちです。しかも300円です。安い!
パンパンに膨れたお腹の中にぎっしり卵がつまっていて美味しい~、香ばしい~。山形の道の駅での子持ち鮎はこれの倍以上の価格でした。
玉こんにゃく
福島~山形~宮城では定番の玉こんにゃくは1串100円。
水餃子
なぜかはわかりませんが閖上では水餃子が名物らしいのです。この朝市にも3店舗以上水餃子のお店があったような。ここは行列ができるほど人気です。
エビ入り水餃子は8個で500円+キムチとチャーハンはサービス!餃子だけでも結構なボリュームです。
厚手の皮でなかなか美味しく食べごたえもあり。なるほど8個500円は安い。でもチャーハンの味はいまいちでした。
はらこ飯
本当はさきほど登場した500円のはらこ飯が良かったんですが、少しの間で完売となっていました。でもはらこ飯を食べたくなってしまったので「はらこ飯+ほたて飯+北限の釜揚げしらす」のセットで700円。
ほたて飯はまぁ普通に美味しい。はらこ飯はかなり美味しい、もっと食べたい!こうなると500円のはらこ飯を買っておくべきだったのだと悔やまれる!
1000円あればかなり楽しめます。2000円あればたらふく楽しめます。もっと色々食べたかったのですがお腹の容量が足りません。
ごちそうさまでした!
セリ市(競売)
10時を前に何やら会場にアナウンスが流れます。セリ市を開催する?セリの見学会を行うのかと思っていましたが、よくよく聞いていると「セリ市に参加してね」というのです。
もちろん参加します!
セリのやり方がよくわからないままで参加しましたが、実践にて解明してきたので皆さんにも伝授いたします。
セリ市の参加手順
- セリ用のうちわを手に取ります
- ステージでセリとなる商品と値段と数量が提示されます
- 欲しい商品があればうちわをあげます
- 進行役の人に番号が呼ばれれば購入権の獲得です
あれ?競らないの?
基本的に競らずに数量分だけ番号指名して終わりです。誰の番号が呼ばれるかは進行役の気分次第。一点物だけは競るっぽいけどよくわかりませんでした。
- 全セリ終了後に受付で落札品と番号を伝え、現金で購入
だいたいこんな流れのセリとなります。
セリ品は朝市価格のさらに半額
出品される商品は朝市の店頭でも売っている物が並びます。その朝市価格をさらに半額という特売中の特売価格で購入できるのがセリなのです。品目はお菓子、野菜、果物、海産物、生花など様々。
自分もずっしりと重くかなり立派なぶどうを落札することできました。購入価格は税込み700円!朝市の青果店で1400円で販売しているものと同じ物でした。
セリ市の注意点
- 全てのセリが終了するまで購入できません(終了は10時半頃)
- 支払い時はお釣りが出ないので事前に両替所で崩しておかないといけない
最高の朝市だった
ゆりあげ港朝市はいかがでしたか?ワンダーランドであることが伝わったでしょうか?
最高じゃないか!って声がみなさんから聞こえてくるようです。えぇ間違いなく最高の朝市の1つです!日本各地に朝市はありますが、ここまで良い朝市は滅多に出会えない!
もうこれは新日本三大朝市に勝手に認定です。これを書いているとあの時のワクワク感が蘇ってきて、また行きたい衝動に駆られます!
ゆりあげ港朝市 | |
住所 |
宮城県名取市閖上5丁目23-20 |
営業時間 |
6:00~13:00 |
開催日 |
日曜・祝日 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | http://yuriageasaichi.com |
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